「どうしたの。珍しいじゃん」 「その…こんなこと話せるの、真紘さんくらいしか思いつかなくて」 いつもはバカみたいに思いついたことをポンポン口に出す吉岡妹なのに、今日はいつもと違った。 「あの……私、間違ってましたか?」 目を潤ませながら、尋ねてきた。