― …チリリリ…チリリリ ―
「うひゃあ!!」
いきなりお腹の上に目覚まし時計が
落ちてきてあわてて起きる
「あ、起きた」
あ、夢の中で聞いた声と同じ
やっぱり…
「玲欧!?何でいるの?」
どうして玲欧がわたしの部屋にいるの?
「俺今日から高校一年だから」
何言ってんだこいつは。
「…で?」
「は?だから俺今日からお前の学校通うんだよ」
「え!?知らない聞いてない!!!」
「いってねーからな」
この無愛想でいじわるなやつが
わたしの幼なじみの白澤玲欧
こんな性格なのに中学では学校一モテてたんですよ。