7時40分ちょうどに家を出た私たちは
早々と学校へ向かう。

まだ外は寒く
雪が溶けきれず残っていた。

「にーな。もうすぐ卒業だね…」
「だねー。ってゆってもあと一ヶ月もあるよ?」
「あ、そうだった(笑)」

梨華はすこし天然。
でもすごく頼りがいがある。
男の子よりも男らしく
女の子よりも大人の女性って感じ。

そんな梨華のことが
大好きだった。