ホワイトデーの奇跡【完】




この真実を

お母さんとお父さんも知らない。

友達も、近所の人も、クラスメイトも…誰も知らない。



知ってるのは、ただ一人

たまちゃんだけ。



それが

たまちゃんが今も

誰よりも私に、責任と負い目を感じてる本当の理由。



「あたしが言える立場じゃないけどさ…にい、ずっと心配してる。毎日さくらのこと聞いてくるし、武藤みたいに」


『たまちゃん』


「…っ…ごめん」



たまちゃんには

何度謝罪してもしきれないし

何度感謝してもしきれない。



これからは私が、たまちゃんの願いも甘えも、出来ること全部受け止めていきたいって思ってる。

思ってるけど…。