ホワイトデーの奇跡【完】




『ふふっ…(本当にかわいいなぁ)』



不貞腐れても、私の言葉を否定はしなかった。



『たまちゃんは、武藤くんのこと嫌いなの?』



ちょっと意地悪な質問だったかもしれない。



「別に…さくらのこと傷つけないなら……嫌いじゃない」



たまちゃんこそ。

たまちゃんの口からそんなこと言わせる人、武藤くんくらいじゃないかな…。



『そっか…』



星…か。

今年の目標は…去年よりももっと

たまちゃん以外の人とも普通に接することが出来るようになること。



がんばりたい…

前に進みたいって、思うから。




「ねえ、さくら」


『…ん?』



そんな私の前向きな気持ちを

たまちゃんは誰よりも知ってたはずなのに。











「…にいとも…前みたいに接してくれたら、嬉しい」











突然、そんなことを言うから。


笑顔が、固まっった……。