ポーカーフェイスなところは、たまちゃんと一緒だけど。
口下手でも無愛想なわけでもない。
思っていることはハッキリ言うけど、
言葉には相手を思いやる気持ちもこもってる。
そうやって少しずつ、内面を知るうちに
武藤くんに対する警戒心や緊張は
他の男の子と比べて圧倒的にほぐれていった。
『でもやっぱり…たまちゃんに似てるっていうのが一番大きいかなぁ…』
「……はあ?」
たまちゃんの切れ長でアーモンド型の瞳がバチッと開いた。
『自然体に見せて、本当は…人一倍相手を気遣ったり出来る温かい心を持った人だと思うよ…2人とも』
それが、一番大きいかな。
「………フンッ…武藤と一緒とか…」
反論しようとしたたまちゃんの勢いは
どうやら不発に終わったようで。
不貞腐れた猫のように、身をキュッと丸めた。
