ホワイトデーの奇跡【完】




ううんっ…それよりも、風邪引いちゃうよっ。

お母さんとお父さんが寝ていることも忘れて、私は急いで階段を駆け下りた。


雪が降っていることも忘れて

自分の格好も忘れて

夢我夢中で、玄関のドアをバッと開けていた。





『はぁっ……はぁっ……なんでっ、龍平さんっ』




門を開けて

龍平さんの目の前まで歩いた。