ホワイトデーの奇跡【完】




急いでカーテンを閉めようと、カーテンに手をかけたとき。




コンッ――



また、同じ音と一緒に。

今度は、その音の正体がハッキリと見えた。




『………っ…雪玉…?』



私の拳よりも大きな雪玉が、窓に当たって。

それが砕けて、さらさらと下に落ちていく。



『なんで……っ』




ハッとした私は、思わず窓を開けた。





『…わぁっ……』



勢いよく窓を開けたせいで

雪の粒が部屋の中に入ってきた。


頬にふわふわの雪のつぶが当たる。


寒くて、冷たいのに…

また…自然に笑顔になってしまう。

震えていた心が…落ち着いていく。




やっぱり、これは雪の魔法だと思う。


でも――雪の魔法は、まだ続いた。