ホワイトデーの奇跡【完】




「びっくりしたー。さくらと同じ高校の制服だったからまさかと思ったけど…」



『…はい』


「どうした?こんなところで会うなんてな…ここ、俺のマンションなんだよ」



龍平さん…普通だ。

最後に会った日のことが、嘘のように。


どうしよう…早く、言わないと。


龍平さんは、せっかくのお休みの日なんだからっ…。

全力で向き合うって、決めたんだからっ。







「あ、もしかして俺に会いにきたとか?なんて」


『はい』


「冗談……って……はっ、ちょ、今っ」


『そうです…龍平さんに、会いにきたんです』




ドサッ――と、力なく。

龍平さんの持っていたコンビニの袋が落ちた。