ホワイトデーの奇跡【完】




たまちゃんから教えてもらった住所は、桜橋の近くだった。


桜橋には、おじいちゃんおばあちゃんが歩いていて。

さすがに、2月の川で遊ぶ子供の姿はなかった。



歩きながら、景色を見て

心を落ち着かせるけど…やっぱり緊張する。



たまちゃんが今日は仕事が休みだって言ってたから、家にいるはずだけど…。







『……ふぅ…』




ここ…だよね。


メモ用紙に書かれたマンションの前についた。



ついたはいいけど…足がなかなか動かない。


もしも…嫌な顔をされたら。

もしも…突き返されたら。


その前に……もしかして…彼女がいたら。