ホワイトデーの奇跡【完】





『ごめんなさい…ごめんなさっ』


「さくらっ、落ち着け。落ち着けって…もう、いいからっ」







壊れたように謝り続ける私に

龍平さんが大きな声で私を制した。




「もう、いい」


『…っ…』


「もういいから…さくら」



一気に優しくなった龍平さんの声。

雪が、溶けるように優しく。

穏やかな声だった。