ホワイトデーの奇跡【完】




「私…ずっと、さくらさんに会ってみたかったんです」


『私に?どうして…』


「…クラスに…私に似てる子がいるって言ってて」



武藤くん…咲ちゃんにも同じことを。



「お兄ちゃんが学校の話するの珍しいので…気になって」


『…そうだったんだ』


「でもっ…想像していた以上にかわいくて、びっくりしました」


『ええっ!そんなことないよっ…全然』



かわいいのは咲ちゃんだよ。

控えめで、でもしっかりしてて…

笑うとほっぺにえくぼが出るのが

すごくかわいい。



「お兄ちゃんとも仲良さそうで…2人、本当に付き合ってないんですか?」


『うん、全然…そういうのじゃないよ?』


「そっかぁ…残念です」



咲ちゃんの本気で残念がる顔がかわいくて、見とれていると…


キラッと光るものが目に付いた。