ホワイトデーの奇跡【完】




私と亜美ちゃんと百合ちゃんが作った衣装も好評で。

たくさんの人に褒められた。



担任の先生から言われた

“よく最後までやりきったね”

という言葉に、胸がジーンとした。



“さくらちゃんがいなきゃ無理だったよ”

亜美ちゃんの言葉

“来年も3人でやろ~!もちろんさくらちゃんリーダーで!”

百合ちゃんの言葉



不安で、自信がなかった。

最後まで…全然、心に余裕なんてなかった。


でも…

私、ちゃんと出来たんだって…。

やりきれたんだって…。




たくさんの人に、認めてもらえて

自分を見ててもらえて


そんなこと…

あの頃の自分も出来なかったのに。



私は、出来ることが増えていたことに、気付かなかった。


ううん、違うね。

気付けなかった。


挑戦することから逃げていたから。

出来ないと決めつけて、何もやろうとしなかったから。


本当は

自分が思う以上にずっと…出来ることはあったんだ。


それに気付けた学校祭だった。