ホワイトデーの奇跡【完】





『たまちゃん?』



もしかして…。

泣いてるの?


パッと上を見ると、たまちゃんの部屋のカーテンに人影が見えた。




『家に、いるの?』



《ごめん…本当にごめんっ…》





たまちゃんは何もしてないのに。

何度も何度も、私に謝り続ける。








『もう、謝らないで?たまちゃん、お願い。開けて?』



《……会わす顔ない》



『そんなこと…言わないで?』




たまちゃんにそんなこと言われたら…私だってそう。




私だって…たまちゃんに会わす顔がないくらい、たまちゃんに迷惑ばかりかけて。



甘えてきて…たまちゃんが、そんなこと言わないで?