ホワイトデーの奇跡【完】















「たま子来るまで、俺の部屋にいるか?」












『えっ…』





ドクンッ――心臓が今までにないほど大きく飛び跳ねた。



前の私なら、嬉しくて

ドキドキしたに違いない。



はいと、笑顔で頷いていたと思う。



でも今は…ただ、困ってしまうだけ。


頷くことはしなかったけど

大丈夫ですと言える勇気も私にはなかった。