ホワイトデーの奇跡【完】







『…あの…お邪魔してます』




なんとなく気まずくて、龍平さんから視線を逸らした私は小さく頭を下げた。




「マジで…びっくりした。夢かと思った」


『…あの…具合、大丈夫ですか?』



「…あ、あぁ。うん、平気…今ので、酔い覚めた」


『えっ?』



「あ、いや。何でもない」




どうしよう…。


たまちゃんの部屋に逃げたいのに、龍平さんが動いてくれない。



どうしていいかわからず、焦る私に。





龍平さんが、こう言った。