ホワイトデーの奇跡【完】











「武・藤・く・んっ」








「きゃあ、ちょっと百合っ、聞いちゃうの!?」


『……へ?』



武藤くんが、一体どうしたんだろう。

ニヤニヤした顔で、亜美ちゃんと百合ちゃんが私を見てくる。



「もうっ、とぼけないでよ~!2人、いい感じじゃな~い」


「私たち知ってるんだよ!夏休みに、2人が一緒に歩いてるところ見たんだからっ!」



『えっと…武藤くんとは、友達だよ?』



百合ちゃんと亜美ちゃんが、何を想像してるかは、2人のニヤケた顔でだいたいわかったけど…。

実際に、2人が思うようなことは、何もない。