ホワイトデーの奇跡【完】






『……あの…私、もう帰ります』




結果、私が出した結論は…

逃げるという選択肢だった。




「用事は済んだのか…?おばさんは?友達と待ち合わせしてたのか?」



用事…なんて何もない。

誰とも…一緒じゃなく

私、一人で来たんです…龍平さん。




『いえ…私、一人で来たんです』


「……はっ?」


『一人で…ここまで来たんです。そして、空を眺めてました』


「もう、平気なのか?」




龍平さんは目の見開いて、驚いていた。

そして、少し言いにくそうに、私に尋ねる。