ミーンミーン―― セミの鳴き声が、いやに響いて聞こえるのは。 「……」 『……』 私と龍平さんの周りだけ、静寂に包まれていたから。 どうしよう…。 やっと、気持ちが落ち着いたと思ったのに。 龍平さんの視線を感じて また心臓がドキドキと騒ぎ始める。