ホワイトデーの奇跡【完】




「それなのにさー…感謝はされても殴られるなんざ、思ってもみなかったぜ?」


「…悪かったよっ」



将太くんの追い打ちに

バツが悪そうにしながらも素直に謝る龍平さん。

立ち上がった将太くんに続いて、私も慌てて立った。




「まぁ、しゃーないか…特別に許してやる! 恩に着れよっ!」


「偉そうにすんなっ。みかん頭」


「なんだとおおぉー!? 八百屋の息子なめんなよっ?」




あぁ…この感じ。

懐かしいなぁ…。

すごく仲良しなのに、しょっちゅう喧嘩もしてた。



一連の出来事に、あたふたしたけど…

2人の仲が相変わらずな様子を見て、安心した。