一瞬の出来事だったと思う―― 将太くんの名前を呼ぶ怒鳴り声が聞こえたと思ったら。 ガツンッという大きな音と共に。 隣に座っていた将太くんが。 ベンチから、転げ落ちた。 『将太くんっ!?』 「…ってぇ、なぁっ」 何が起きたか理解出来てなかった私は 咄嗟に地面に倒れた将太くんに駆け寄った。