ホワイトデーの奇跡【完】



挨拶は交わしたことは何度もあるけど。

こうやって、面と向かって話すのは初めて。



「うわぁ、なんか感動だわー!」


『…えっ…なんで?』


「だってさー、うちのクラスの姫がまさか俺のこと知っててくれたなんてさ」


ひ、姫っ…?



『姫って…』


「いや、姫じゃん。宮本を筆頭にさクラスの女子に鉄壁ガードで守られて!」



そっか…そう、見えてるんだ。

でも、そうだよね…それくらい、守ってもらってたってことだよね。



「まあ、わかるけど…」


『…えっ?』


「やっぱ、間近で見るとやばいもん…」



鈴木くんは口元を手で抑えて、急に視線を逸らす。



『……えっと…何が…』


「だって、男が好きなポイント全部持ってるじゃん!」


『……はっ?』



ポイント…。

鈴木くんの言うポイントの意味を考えていると…。