優しい上司の裏の顔〜ツンデレ女子を溺愛中〜(おまけ完)

修二さんに抱きしめてもらいたい。

抱きしめて、愛してるよって言ってもらいたい。

式が終わり、外に出ると、教会のドアから、親族達が並び、フラワーシャワーをしていく。

「…今日は本当にありがとうございました」

安住さんが言う。私は微笑み頷いた。

「…ママとっちゃダメ〜‼︎」
その可愛らしい怒鳴り声に、私と安住さんが振り返る。

…振り返った先には、泣きながらこちらに走ってくる朝陽と、私達を見つめる修二さんがいた。

「…やっと来ましたね」
「…え?」

クスクスと笑う安住さん。

「…一芝居打ちました、たくさん助けてくれた有藤さんに、恩返しをしたかったので」

私の元にやって来た朝陽がぎゅっと私を抱きしめて、安住さんを睨む。

「…朝陽、安住さんはいい人…」

そこで安住さんは、シーッと唇に指を当てた。