優しい上司の裏の顔〜ツンデレ女子を溺愛中〜(おまけ完)

…まさか、俺の実家に帰ってるとは、思ってもみなかった。

身支度を整えた俺は、すぐさま実家に向かう。

車を停めると、すぐに家の中に入る。

「麗美」

「…遅い」

そう言って玄関ホールで仁王立ちしているのは、母だった。

その後ろには、泣き顔の朝陽と優美がいて、こちらに走り寄る。

俺は2人を抱き上げると、母を見た。

「…麗美は?」
「…出て行っちゃったわよ」

そう言って溜息をつく。

「…どこに?」
「知らないわよ…」

そう言って肩を落とす母。

…子供まで置いて?

もう何もかも嫌になったのか?

…そう思っていると、あの男から渡された紙のことを思い出した。