優しい上司の裏の顔〜ツンデレ女子を溺愛中〜(おまけ完)

着替えを済ませる、ダイニングに行くと、夕食が並べられていた。

久しぶりに家族全員が並ぶ夕食に、自然と心が和む。

先程までの違和感を打ち消すように、食事をしながら取り留めのない会話を楽しむ。

そして、食事が終わると、片付けをしながら、麗美が俺に声をかけてきた。

「明日は土曜日ですけど、修二さんは会食で帰りが遅くなるんでしたよね?」
「・・・あぁ、そうだな、遅くなるよ」

「…私も、友達に食事に誘われたので、朝陽と優美を連れて食事に行ってきますね」
「・・・誰と?」

「会社の人とですけど・・・最近相談にのってもらいたいって、よく相談にのってあげてるんですけど」

そう言いながら、食器を持つと、キッチンに消えて行った。

「…たまにはいいんじゃない?楽しんでおいで」

俺の言葉に、キッチンから顔を出した麗美は、嬉しそうな顔で頷いた。

・・・次の日の夜。

俺の勘違いは、現実のモノになる。

…某高級ホテル。麗美は、会社の近くで見たあの男と、楽しそうにレストランで食事をしていた。

まさか、会食と同じ場所で、こういう場面に出くわすなんて、誰が思う。


会食を早々に切り上げた俺は、楽しく食事をしてるであろう麗美の下へ。

不機嫌なまま麗美の前まで行くと、驚いた顔の麗美がいた。

「・・・驚きました。同じところで、仕事だったんですね」
「…来い」

「エ…あの、修二さん?!」