優しい上司の裏の顔〜ツンデレ女子を溺愛中〜(おまけ完)

「ただいま…麗美」
「なんですか?」

優しい微笑みを残したまま麗美が聞き返す。

「仕事は楽しいか?」」

「えぇ、とっても・・・お友達も出来ましたし」
「・・・男の?」

「・・・ん?そうですね、男女両方です」

そう言ってニコッとした。

「…香水の匂いは、何?」
「香水ですか??・・・ん~」

くんくんと、自分の服の匂いを嗅いでいる。
だが、本人は全く分かっていないようで。

「私、香水なんてつけてませんけど・・・匂います?」

分からないと言った顔で俺に問いかける。

「…男に抱きしめられたとか?」
「・・・え?まさか、そんな事あるわけないじゃないですか。…しいて言うなら、こうやって、修二さんが私を抱きしめてくれてるくらいですよ」

そう言ってフフッと笑っている。

…じゃあ、この香水の香りはどこでついた?会社から自宅は近い。電車やバスにも乗らないのに。

「…変な修二さんですね」

そう言って相変わらずクスクスと笑いながら、俺のカバンを受け取った麗美は、書斎にカバンを持って行く。

…やはり、俺の勘違いだろうか?