…私はなんともなかったのに、お腹の赤ちゃんに何かあったらいけないからと、エコーで確認してもらった。

…修二さんにまもってもらった赤ちゃんは、無事でいてくれた。

修二さんの検査結果を待つ間、修二さんはずっと私を抱きしめていた。

「…修二さん、誰か来たらどうするんですか?」

「…俺は気にしない」

「…私は恥ずかしいです」

「…恥ずかしがる顔も好きだから見せて」

そう言って、フッと笑う。私が困った顔をすれば、また、優しく抱きしめた。

「…このお腹の中に、俺たちの赤ちゃんがいるんだよな」

「…はい」

「…つわりとかは?」

「…今は、食欲がないくらいです」

「…仕事はもうさせられないな。また、こんな事があったら麗美や赤ちゃんに何かあったら困る」