今日もありふれた日常を語ろう。とある工業高校の英語学習教室、この高校では英語の教室を二つに分けて勉強している、一つが発展、もう一つが基礎である。言わずもがな頭の悪い生徒は基礎に行くのが普通である。頭の悪い主人公達も当然、基礎教室である。

「じゃあ授業始めるぞ」
英語担当の沢崎のこの言葉からこのお話は始まる
「まずは出席とるぞー」
「先生!」
「・・・なんだ加藤」
若干めんどくさいもの見るような目で先生が答える。
「俺、、前々から思ってたんですが。出席確認というものはなくていいと思うんです」
「なにを言ってるんだお前は」
ちなみにこのとんちんかんなことを言っているのがこの物語の主人公である、加藤 兼、通称カトケンである
「考えても見てください、この教室にいるのは俺を含めて12人、これは目視で確認ができる数です」
「だから出席確認をなくせと?あのなぁ、出席確認というのは」
「待ってください先生、、、、そう、先生は頑なに出席確認をしようとしますね。それはなぜなのか、、」
「カトケン、まさかお前も気づいていたのか、この違和感に!」
話にのってきたこの馬鹿の名前は久保 義輝、主人公の親友で悪のりにのる一人だ
「そう、この出席確認には先生の思惑が隠されていたんだ‼」
「聞かせてくれカトケン!お前の推理を‼」
吠える義輝
「そう、先生は俺達のような馬鹿に授業を教えるのが面倒くさいから出席確認にかこつけて授業を先延ばしにしているんだ!!!!!」
「な、なんだってーーーー!」
二人が疑い視線を向ける
「お前らがくだらん話をしとる間に何回出席確認が出来ると思ってるんだ馬鹿共!!!加藤と久保!後ろで立って勉強しとれ!」
静かに後ろに行く二人
「やったなカトケン、最新記録だ」
「あぁ、お前のバックアップのおかげさ義輝」
今日も二人は日常を満喫している