「ねぇ、唯斗君ーこっち来てよー」

窓際に集まっている女子に唯斗は呼ばれている。

「ねぇ、香那」

「ん、なに?」

「メアド教えて」

…え!?

窓際の女子を無視してる?

しかも無視して私と話してる!!

「なぁ、きいてんの?」

「き、聞いてる聞いてる!ちょっと待ってて」

私はノートの端を破きメアドを書いて…

「お、ありがと!」

微笑む唯斗は王子様みたいで…

すっごくカッコいい。

今日メールくるかな…?

唯斗モテてるみたいだし。