あたしの知らない優ちゃんってまだあるのかな…?
ビュンッ
「うわっ!あ…っと、帽子!」
かぶっていた帽子が飛ばされていってしまった
「うわー、もうほんと今日ついてないよー…」
走って追いかけていると、
パシッ
誰かが取ってくれた
「ナイスキャッチ!ありがとう!」
顔を上げると、
「あ!」
この顔は見覚えがある…。
えーと、確か…
ポンッ!
「新入生代表なのに何も言わなかった人だ!」
そう、今あたしの目の前にいるのはあの新入生代表のはるかちゃんと一緒にいた男
「あ、名前知らないや!なんて名前-?」
あたしがたずねると、
シーーーン
え、まさかのシカトですか。
「え、あのー…?」
ふいっ
え、え、え、?
スタスタとどこかにいってしまった
ほんとにシカトしていったよあの人。
「シカトはないでしょ!シカトはー!」
むかつくー!!
