「大丈夫だよ、君のお兄様に魔法で手紙送ったから」 満面の笑みで言うルキさん。 「あの、どういうことでしょうか」 「君はどうやら特別なようだ。だから、君の安全が確保されるまでここに居てもらう」 「特別?」 「詳しくは言えない。時が来たら話す」 ルキさんが真剣な顔をするから、これ以上聞けなかった。