お前、可愛すぎてムカつく。



「彩ちゃんってホント可愛いねぇ」


冬弥さんが別なお酒を私に渡してきた。


「もうお酒は十分ですっ…」


「いーから飲んでみなよ、こっちはカクテルだから飲みやすいよ?」


勧められて飲んだお酒は本当に甘くてジュースみたいだった。


これなら飲めるかも…


冬弥さんにのせられて2本くらい飲むと、さっきよりもさらに頭が回った。


どうしよう…これが酔っぱらってるってこと?


頭がふわふわしてて気持ちがいいけど…


ふと、颯太先輩がいた方を見て青ざめた。


そこにはさっきまでいたはずの颯太先輩の姿がなくて。


辺りを見渡しても、先輩はいない。


私は一瞬にして目が醒めた。



「あ、あのっ!颯太先輩は!?」


「あー?颯太?」


冬弥さんも部屋を見渡していた。


「いねぇなー帰ったんじゃねーの?」


「え!?帰った!?」


ウソでしょ…いつの間に!?


「わ、私も帰ります!」