冬弥さんが無理やり私に渡すもんだから、仕方なく受け取った。
怖そうな人だから断ったら何されるかわからないし…
「いいね!ぐいーっといっちゃってよ」
先輩の方を見ると、他の人と話し込んでて私の事に気づいていない。
「で、では少し…」
一口飲むと、口の中に苦味が広がった。
ま、まずい…これがビールなの!?
「そんなちょびっと飲んだってわかんないっしょ!」
冬弥さんは私の持っていた缶を傾けて無理やり私の口の中にビールを流し込んだ。
にがっーーー!
それと同時に頭がクラーッと回った。
初めてのお酒だし、一気に飲んだからかな…
頭がグラグラする。
「どう?うまいっしょ」
「は、はい…」
まずいけど、そう言ったら殺されそうだったら同意しといた。



