お前、可愛すぎてムカつく。



そんな私に気づいたのか、先輩が笑った。


「ごめんね、男ばっかりでびっくりしたでしょ」


「は、はい…あの、私…」


帰りますと言おうとしたその時、冬弥さんが私の腕を掴んだ。


「この子が彩ちゃん?かわいいじゃん!」


私を部屋の中へと、半ば強引に連れてった。


テーブルの上には鍋の他に、煙草の吸殻が沢山入っている灰皿や、お酒の缶や瓶がそこらじゅうに置いてあった。


心臓がバクバクしている。


でも、心のどこかで先輩がいるから大丈夫…と思っていた。


「彩ちゃんも飲む?」


冬弥さんが私にビールを渡してきた。


凄くお酒臭い…


相当飲んでいるのかも。



「いえっ私お酒飲んだことないし、まだ高校生なので…」


「いーじゃん少しくらいさ!俺が彩ちゃんくらいの年の頃なんて、毎日飲んでたよ」