戸惑っている翠に私は笑いかけた。
「そーいえば今日委員会の仕事があったんだった!だから気にしないで行ってきていーよっ」
「ほんとに…?」
「ほんとほんと!花壇の水やり当番だったの忘れてたんだよね!!」
明るく言うと、翠にも笑顔が戻った。
「わかった…じゃ、今度二人でいこうね!?」
申し訳なさそうに手を振ると、吉本さんと一緒に桐谷くんたちの方へ歩いていった。
はぁ。
クラスのみんなと仲良くなるチャンスだったのに…。
桐谷くんのせいで行けないよ。
翠には委員会の仕事だって嘘ついたけど、ほんとに水やりに行こうかな。
気分転換になるかもしれないし。
私はカラオケに行く人たちでワイワイしてる間を通り抜けて中庭に行った。



