お前、可愛すぎてムカつく。



桐谷くん、全学年の女子に好かれてるのか…恐ろしい。


彼と付き合った子は殺されるんじゃないかな。


少し噂がたっただけでも朝からエライ目にあったし…。


「ほんとに蒼空と付き合ってんの?」


「違いますよ!!ただの噂です!最近一緒にいるから勘違いされただけです!」


必死になってる私の顔を、先輩は笑ってみていた。


「そっか…。なら良かった」


「え…?」


ふいに横を見ると先輩の顔が近づいてきたので、私は反射的に避けてしまった。



「せ、先輩!?」


「ごめん…。ついね」



え、ど、どういうこと…!?


ドキドキよりもなぜか恐怖の方が大きくて。


「そんな顔しないでよ、悪かったって!」



「い、いえ…私も…すみません」