お尻がじんじんしていたけどそんな恥ずかしいこと言えるはずないし…
「てか…泣いてる?」
「え…!?」
先輩の顔が近くなり、体が硬直してしまう。
「い、いえ…大丈夫なので…」
「大丈夫じゃないでしょ…そーだ。次ふけない?」
「え?」
「一時間だけ。いーよね?」
そう言って先輩が私の腕をつかみ、階段を上っていった。
な、な、何が起きてるの!?
先輩が私の腕を掴んでる!?
口から心臓が出そうなくらいドキドキしている。
たどり着いた場所は屋上だった。
授業をサボったことなんてない。
翠、心配しているかな…
でも今はまだ教室に戻りたくなかった。
「あれ?俺強引すぎた?彩ちゃん嫌だったかな」
先輩は苦笑いしながら座って柵に寄りかかった。



