「昨日ちょっと髪型変えてもらったからってそう簡単に人って変われねぇんだな」
ズキッと再び胸が痛む。
「は?なにそれ、どーいう意味?」
翠がイラついた様子で桐谷くんの前に行く。
「その通りの意味だけど。地味な女はなにやっても地味だってこと。メガネ外してもやっぱ変わんねぇじゃん。あ、昨日俺がマシになったって言ったから調子乗っちゃった?」
桐谷くんが私を指差した。
言葉がでない私は、唇を強く噛み締めた。
ひどい…
桐谷くん、そう思ってたんだ。
昨日の別れ際になにか言いたそうにしてたのは、そういうことだったんだ。
「ちょっとあんたっっ…」
「蒼空っ!!言い過ぎだよ!」
翠と渉くんが桐谷くんに突っかかる。
「や、やめて二人ともっ!!」
その言葉に3人が一斉に私を見た。
「だって、彩っ…」
「いいの…ほ、本当のことだから…」



