でもそれは蒼空に言ったらダメなような気がして…
「俺、昔っから親父に似てるって言われるんだけどさ、それすげー嫌だったのよ」
「えっ…」
「周りから何かと比べられて。まぁ親父の方が年くってるし人生経験もあるからオレより優れてて当たり前なんだけど」
「お父さんの方が優れてるって誰が決めたの?蒼空が勝手にそう思っちゃってるだけでしょ?」
「誰に聞いたって親父はすげーっていうよ」
なにそれ…蒼空らしくない。
お父さんの事気にしすぎでしょ!
「私は蒼空のお父さんの事あまり知らないからなんとも言えないけど、蒼空には蒼空の良いところが沢山あるんだよ!てか他人になんて言われようと、私だけがわかってればそれでよくない!?ウジウジしないでよ!」
思わず立ち上がってしまったし、結構大きい声で言ってしまった。
蒼空が驚いて私を見上げている。
ああ…やっちまった。
偉そうに言っちゃって、蒼空怒ってるかも。



