お前、可愛すぎてムカつく。



お風呂に入って蒼空の部屋へ行くと、蒼空はベッドに寝転がってマンガを読んでいた。


「お、お風呂借りた…から」


「んー」


蒼空は返事をしてくれたけどマンガから目を離すことはなかった。


ドキドキしてきた…

夕飯前にこの部屋で起こった事を思い出してしまう。


はぁ…意識しすぎかな。


「彩」


「はいぃいいいッ!!!」



突然名前を呼ばれたのでびっくりしてしまった。


恥ずかしい…変な声で返事しちゃったよ!



「ぶっ、なんだよソレ」


「急に呼ぶんだもん…びっくりして」



蒼空はふっと笑って起き上った。


あ…お風呂上がりのせいか、少し髪が半渇きでなんか色っぽいような…


って私は変態か!



「さっき親と何話してたの」


「なにって…蒼空の事だよ」


「は!?マジかよ…うぜー」


蒼空は手で口を隠してため息をついた。


でもなんか本気で嫌そうな感じではない。