お前、可愛すぎてムカつく。




「根気よく教えてあげてよ、唯は何回か教えてあげれば覚える子だよ?」


「それがめんどくせーっつーの。俺も暇じゃねーし」


「暇人のくせに…」


私がボソッとつぶやくと、「あぁ?」と睨まれた。


蒼空って身内には本当に冷たいっていうか…


私には優しいのにな…


「風呂入ってくる」


蒼空は不機嫌な様子でリビングを出てった。


すると、ソファーに座ってた蒼空のお父さんがブッと吹き出した。


え…今笑った!??



「あいつ…学校でもあーなの?」


話しかけられた!!!


かっこい……なんて思ってる場合じゃない!


「い、いえっ!学校ではいつも笑顔で明るくて…腹黒の一面は私にしか見せてなくて…じゃなくて!!あのっ…」


やば…緊張して変な事口走った!?


「ぶはははは…!!」


蒼空のお父さんが再び笑い出した。


こんなに笑ってるところ初めて見た…