「彩ちゃん!」
その時、教室に蒼空のお母さんが入ってきた。
「うわっなんだよ!?」
「ちょっと。露骨に嫌そうな顔しないでよ?ねぇ彩ちゃん今夜泊まって行かない?」
「はぁ!?なんで急にそうなんだよ!?」
「うるさーい!少し黙っててよ!」
蒼空と蒼空のお母さんのやり取りをただ茫然と見ていた。
と、泊まるって…!?
「ちょぉっと彩!!もう親公認なの!?やったじゃん!!」
翠が耳元で興奮している。
「ねぇ彩ちゃんどう!?無理にとは言わないけど…ほら、唯も会いたがってたし!」
唯ちゃん…蒼空の可愛い妹。
私も会いたいけど…
蒼空の方をちらっと見ると、無愛想な表情で椅子に座っている。
「蒼空…いいの?」
「別にいいけど…」
「じゃ…お言葉に甘えて…」」
蒼空のお母さんは「やったー!」と、飛び跳ねて喜んでいた。
本当に若くておちゃめで可愛いお母さん…蒼空とは正反対だ。



