すると他の男子生徒も口を開いた。
「蒼空に女とられて…ずっとムカついてたんです。そんな時松林先生がこの話をしてきて…10万やるから榎本を襲えって…金に目がくらんだし、蒼空の事も腹立ってたからやっちまおうってことになって…」
「今は本当に馬鹿な事したと思ってる…こんなひでー事したのに蒼空は俺らの事かばおうと、何も話さねぇし…」
三人ともグズグズと鼻をすすりながら話していた。
反省してくれてるのかもしれない…
校長は立ち上がって松林先生の目の前に行った。
「松林先生。生徒がこんなにも素直に話してくれてるというのに、あなたはいつまでそのような態度でいつづけるんですか?」
みんなが松林先生に注目していた。
先生の唇は震えていて、そして悔しそうに噛んでいた。
「桐谷が…羨ましかった…」
ボソッと静かにつぶやいた。
「羨ましい…とは?」



