この人は…平気で嘘をつくんだ。
生徒たちのこと、かばおうともしないんだ。
「では…三人に聞く。この話は本当なのか?」
今度は三人の男子生徒に問いかけた。
どうか本当の事を話して…
三人はずっと俯いてたけど、一人が静かに顔を上げた。
「…はい。本当です」
「おい!本田!!キサマなにを!?」
松林先生がその男子生徒の胸倉を掴んだ。
うちの担任と三組の担任の先生が慌てて松林先生の腕を掴んだ。
「松林先生!落ち着いてください!」
「落ち着いてられるか!俺が…なんで俺が!!」
こんなに取り乱している先生は初めてで、怖くなった。
蒼空はそんな私の気持ちを知ってか、ぎゅっと強く抱き寄せてくれた。
「本田君。どうしてこんなことになったのか、教えてくれるか?」
校長の言葉に、本田君は涙を見せた。
「俺…こんなことになるとは思わなくて…」



