「まさか退学になんてならないですよね!?」
「いや、とりあえず一週間の自宅謹慎ということにはなったんだが…今榎本が話してくれたこと、早く伝えた方がいいな」
先生と私は急いで校長室へ向かった。
校長室には校長先生と、うちのクラスの担任の先生、殴られた三人の男子生徒、そして蒼空と蒼空のお母さんが座っていた。
私の登場に蒼空も三人の男子生徒も驚いていた。
「お前…なんで来たんだよ」
蒼空が私に向かって少し機嫌悪そうに言った。
「なんでそういう言い方するの!?」
そう言ったのは横にいた蒼空のお母さん。
「突然割り込んで申し訳ありません、校長先生お話したいことがあって…」
先生が私の顔を見たので私は頷いた。
「桐谷は理由もなく殴ったわけではありません。こちらにいる男子生徒たちがこの榎本に乱暴しようとしたらしいです。それを知った桐谷が怒って殴った…そうだよな?」



