お前、可愛すぎてムカつく。



そんな彩の顔が、一気に曇った。




え…?




その視線の先を見ると…



うちの学校の男子生徒三人。


確か…3組の小林と渡瀬と本田…だっけ?


見覚えがある顔だと思ったら…前にあいつらの女と遊んで、喧嘩になったことあんな…



彩の足が完全に止まった。



「なん?どーしたんだよ」



「……」


再びアイツらの方を見ると、こっちを見て笑っていた。



…なんだ?あいつら…



「彩、なんかあった?」


「う、ううんっ…別に…」



笑ってっけど、目が笑ってねぇよ。


俺は彩の腕を掴んで正面を向かせた。



「あのさ。俺ってそんな頼りねぇ?」



「え…?」


「お前が変なことくらいすぐ気づいてんだよ」


「…蒼空。本当になんでもな…」


「なんでもなくねぇだろ!」




キーンコーンカーン…



「あっ鐘なっちゃったし早くいこ!!」