クソ…水原のヤツなに考えてんだよ!?
彩の顔が一気に明るくなって、ホッとしているのが伝わってきた。
水原に何言われたのか知らねぇけど、ずっと不安だったんだろうな。
「俺もなくして探してたんだよ…それだけは絶対見つけたくて」
「うんっ」
笑顔で俺にピアスを渡した。
「でも…これがなくたって、俺の気持ちはかわんねぇから…安心しろ」
彩の頭を自分の胸の方へと引き寄せた。
ふわっと、彩の髪の香りがする。
本当はもっと強く抱きしめてーけど…
「ちょっ…蒼空!ここ学校の近く!!」
彩はやたらと周りを気にしていた。
確かにうちの学校の生徒がチラチラ見てくるけど…
そんなの別にどうでもいい。
俺は今抱きしめてーのに。
でも嫌がってるし我慢すっか…
「あーあ。二人っきりになりてぇーー!」
「こ、声でかいっっっ」
隣で百面相している彩が面白くて可愛くて。
もっと苛めたくなんだよなー。



