お前、可愛すぎてムカつく。




無言のままの蒼空。


そっと離れてみると…


突然蒼空が立ち上がり、そっぽを向いてしまった。



「どうしたの!?」


私、なんか変な事言ったっけ!?


「あー…マジで俺ってガキ」


両手で顔を覆って、俯いている。


そして指の隙間からこっちを見た。


「彩に抱きしめられただけでもうかなり舞い上がっちゃってんだけど」


照れてる蒼空を見て、更に胸が熱くなった。


これが俗に言う胸キュン…ですか。


「ほんとはさ…彩がうちでバイトするって知った時、すげー嬉しくて。でもお前はもう俺の事なんとも思ってねぇんだろうなって思ったから…あまり近づかないようにしてた。これ以上好きになんねぇようにって思って」


「なんでそんなこと思うの!?私、蒼空がいるからあのバイト始めたのに!水原さんと仲良いから…私も頑張ってまた振り向いてもらいたくて」