お前、可愛すぎてムカつく。



「仕事の流れはベテランの桐谷君と長谷部君にまかせたから、あとのことよろしくね」



そう言って店長は吸っていた煙草を消し、スタッフルームを出て行った。


店長にいてほしかったのに…


3人だけになった部屋は静まり返り、キマヅイ雰囲気が漂っている。


「なんで彩が」


蒼空の口から私の名前が出てきてどきっとする。


「俺が紹介したんだよ、彩ちゃんバイト探してたんだよね?」


「あ、う、うん…」


渡されたユニフォームをぎゅっと握りしめた。


こんな嘘…蒼空にはすぐバレそうだけど…



「へぇ…。俺先に行ってっから。こいつの指導はお前にまかせた」


「なんでだよ!店長からお前も頼まれただろ!?」


「そんなめんどくせーことしてらんねぇよ。それにここ紹介したのは渉だろ?俺は関係ない」



冷たい視線でこちらを見てくる。


このヒト…蒼空なの?