お前、可愛すぎてムカつく。



な…なにっ…



「俺の事は男として見れないか?」




え―――――




「あ、あのっ…先生、それって…?」


「こんなこと言わないつもりだった。教師が生徒にこんな想いを抱くなんてありえないことだからな…でも俺も一人の男だし、我慢できなかったんだ…」


「う、うそ…」



蒼空が言ってた事が…現実になった…?



「嘘じゃない。前からお前が気になってたんだよ。今時の女子高生じゃない、真面目で素直な榎本がずっと好きだった」



驚いて言葉が出ない。


私の肩を掴んでいる先生の力が強まっていく。



「桐谷よりもずっと…大切にする。あいつといるより楽しませてやることだってできる。だから…」


「先生!私…」


「返事はまだいらない。今は何も言わないでくれ…」


先生の顔はすごく辛そうだった。


そうだよね…


先生だって私にこの事を言うのすごくためらったはず…


肩を掴んでいる手が、どことなく震えてる気がするもん…